幸運を祈る!戦士よ!

ハインライン「宇宙の戦士」読了。人生三度目の通読で今回がいちばん面白かった。そして随所に埋没する深い情緒を極右のファシズムと断じるエスエフファンの狭量さこそが問題ではないかと、巻末の書評とその論陣に照らして思う。

スプラッシュスターのDVD-BOXの「マジッドキッシアター」でナニがいちばんガッカリしたかと言えば、ヘボい作画でもさっき考えたみたいなハナシでもなく、シリーズ第二弾のそしりを受けながら前作の安易な模倣に終わらなかったスプラッシュスターの本懐が全然まったく分かってないブルームとイーグレットのアクション、これに尽きる。

ATXおにいさまへ…」。奈々子と、いまやそばかすが完全に消えた智子ちゃんが仲直りするシーンに男泣き。そして薫の君は今回も美味しすぎ。出崎統の描くところの「じゃ、失敬!」って感じの高校生ってええよなあ。しかし羽田健太郎を呼んできてサントラ出さなかった「おにいさまへ…」と、大野雄二を呼んできて同じくのマシンマンってどっちがよりヌケサクかしらん。