星くん!君と僕との間に交わされる言葉はこれのみ!勝負!

夏色キセキ」の同人誌で知ったドリヤス工場の単行本やら同人誌やらを加賀悠然が一式送ってくれた。改めて読んでも水木漫画のタイミングの再現度が素晴らしい。水木プロ出身者と言えばプチ・パンドラなんかを場違いな活躍の場にしていた万寺タツヤくらいしか知らないけど、氏よりドリヤス工場のほうが水木漫画のタイミングをバッチリ掴んでる気がするのは、「スカルマン」で石森章太郎のタイミングを並み居るアシスタント諸氏より見事に描いた島本和彦なんかとも、熱心なファンのがそんだけ作品を読み込んでるからかと思う。しかし商業単行本「あやかし古書庫と少女の魅宝」のどこにも「水木しげる先生ごめんなさい、ガクッ」みたいなことが書いてなかったのは故意にしてもなんか心配になった。

そして加賀悠然の熱心なプロパガンダに倣って、連載当初からテンションが全然下がらない「空が灰色だから」の3巻を今回も律儀に買ってくる。3巻は不良になりきれない女の子の結論「私は真面目なのがいちばん楽です」が心に残った。

日テレG+の「巨人の星」オズマ編の「折り合わぬ契約」。飛雄馬がクリスマス・パーティーを開催する有名なハナシ。そしてここでも人間、似合わないことはするもんでないと痛感する。ちなみに脚本は辻真先。この時期になると1回おきに入ってる荒木作画が実にカッコいい。しかし自分が呼んだら絶対来させるくせ、呼ばれても絶対いかないとこが実に花形っぽいと言うかなんと言うか。