おっサンテレビ

帯のシベリア行軍の文句で買ってみた、黒島伝治「渦巻ける烏の群れ」読了。のどかな導入部から段々と深刻な事態に流れていって、タイトル通りの無残なおちがつく。所収の三編がそんな展開で、例外の「豚群」もコミカルな風情を装ったおちがやっぱり渋かった。面白かったけどそうと言うと語弊がある印象。ちなみに解説によればプロレタリア文学らしいげど、浅学なもんで全然まったく分からなかったような按配。

ゆうべのサンテレビであの夏のなんたら言うアニメをやってたが、あれはおねがいシリーズとキチンと銘打ってやってるのか。もし銘打ってないならスタッフ諸氏は視聴者を舐めてはいまいか。