人生は勝負だぜ!

相棒との「男一匹ガキ大将」談義にて、ドライなピロチが描いて駆け引きに長ける原作版万吉は、梶原一騎の信奉者にはときに慨嘆禁じえないが(そのへん実写映画は実に上手かった)、アニメ版万吉はオリジナルの導入部の父親像や、海雲寺の和尚や万吉の母親のキャラ配置の上手さで嫌味なく、舞台の寒村を丁寧に描く山崎忠昭のリアリズムも上手く作用して、いまのところ原作より明らかに面白くなっていると言う結論に至る。というわけでみんなも見れ。