ケンカ聖書第一章!人を見たら敵と思え!

vakisim2009-04-16

前から読みたかった「ケンカの聖書」を連れがようやっと押入れから見つけてくれた。実はプロレス漫画と知らなくて、昔なんかで読んでシビレた「ルール無用の命のやりとり!ケンカだけが男の勝負なんだぜ!」のイメージが強かったぶん、あと同じ梶原の漫画版「タイガーマスク」があまり好きでないぶん、なにより自分がプロレスに全然まったく興味がないぶん、最初はずいぶん興味がそがれた。でも読み終わると「巨人の星」や「愛と誠」と同じA型人間が主人公の、好きなタイプの梶原漫画に仕上がっていて面白かった。開巻部からは想像もつかない爽やかなラストも悪くない。無論、石井いさみの絵は文句なしにカッコいい。実際、梶原と石井の両者が「プロレスに興味ない」と公言している時点で、既にプロレス漫画としてはダメような気がするが、それがむしろ自分には良かったんかも知れない。

しかし「ケンカの聖書」ってサンデー連載だったのに、例によって単行本は他社が出してるのがサスガ小学館サマと言わざるをえない。