守れ地中の幸せを!

ファミ劇の超神ビビューンは佳境に突入。車ころがしはなんか妖怪よりダダロイド仕官の質感で、妖鬼のみなさんが現れる演出はシリーズでも今回が就中白眉だと思う。ジゴクモドキは具える強力無比な妖力と矮小な変身態のギャップがグールやゴーストファーザーにも通じて微笑ましい。しかしビビューンはせっかくの火曜日の7時から木曜日に移っただけでも(ジョセフ・ステファーノばりに)ずいぶん見る気が失せるのに、自社製作の愚にもつかん番組で何度も潰したうえに一挙放送でプログラムを消化するファミ劇ってほんまにウルトラマン以外の作品ないがしろと言うか、きっぱりバカじゃねえのか。

同局のレッドバロンはとうとう宇宙鉄面党編に突入してオープニングも刷新。溶鉱炉から製鋼の剽悍なイメージとマシンダーのパッケージにもなった夕陽のカットがなくなった途端にカッコ悪さが露呈するレッドバロンってどないやねん。ついでに団しん也が朝コータロー先生の足元にも及ぶはずもなく。さらにエンディングも懐かしくなくなった。