きつねにつままれたマイホームの夢！

って予告編のコピーが最高の、ホームドラマチャンネルの流星人間ゾーンはザンドラ戦。宇宙からの侵略者が土一升金一升とか言って笑ってるハナシはともかく（しかも不動産作戦と東京沈没作戦はまったく無関係だったりする）、盛りだくさんの特撮は銀幕でもじゅうにぶんに通用するような迫力で、48年夏のチャンピヨンまつりのラインナップに組み込まれなかったのが残念なくらい。古沢憲吾っぽいシュールさのガロガのチンドン屋や、大月ウルフとユセフ・オスマンの変な外人コンビも楽しい、シリーズ屈指の娯楽編だと思う。ちなみに流星ミサイルマイトを無効にするパワフルな強敵、ザンドラのソフビはその異形のシルエットで屈指のコレクターズ・アイテムになってるけど、色や目玉はともかく量塊的な着ぐるみからイメージが乖離しすぎて、個人的にあんまり好きな人形でなかったりする（持ってるけど）。

50年代の東映にしてはシブすぎる展開が続くNECOのコンドールマン。二見忠男のコインマーがモゥ最高。裏デルザー軍団と呼びたいモンスター一族も魔獣コンビの成田マキホと平田昭吾の意匠で間違いあるワケがない。