懺悔せよ!地獄でな!

途中から見始めたらしい連れから世界観を聞かれてヒジョーに説明し難かったATXスクールデイズ。とりあえず目が離せないけど二度とは見たくない。自分の倫理観を遙かメカ次元まで越えた展開の連続で、有馬記念じゃないけどこんなハナシ考えるヤツとは絶対に関わりたくねぇと言っておく。つか主人公と女子バスケ部の連中みんな殺して俺も死ぬ。

ファミ劇のダイヤモンドアイは今週の第3話「ハリケーン作戦準備完了!」が就中シリーズでも傑作だと思うけどサスガに早すぎるか知らん。六鹿監督はワイルドセブン仕込みの弾着の迫力も文句なしの一方、悪人たちを前世魔人に変えてから天誅を正当化するダイヤモンドアイにヒーローとドラマの両立の難しさを見る。そして雷光太郎が毎回フラストレーションを昂ぶらせて迎える引きでとりあえず来週も見なければならない。

テレ朝チャンネルの「ジャッカー電撃隊」は、「白い鳥人!ビッグワン」を放送。この前週に放映が終わった「快傑ズバット」の早川健から番場壮吉、ノワールからブランへの宮内洋の華麗な転身と、石森デザインの真骨頂たる謎のヒーロー・ビッグワンの魅力は一見百解にて割愛する。同タイトルの上原脚本は竹本監督の完成作品とほとんど違和感がなく、こちらも初登場になる姫玉三郎の「野ざらし」の枕台詞「釣れますかなぞと愚が二人寄り」までキッチリ記載があるのがいやらしい。主力掲載誌だった「てれびくん」1977年11月号ではNGバージョンのビッグワンを掲載して「出たぞ!鳥人ビッグ・ワン」のカラー特集が組まれたが、アイゼンボーグとかちょうど秋の新番組特集と重なって扱いは二番手以下になっている。とは言えファンクラブの質問コーナーから、シャインの参入でクライムの組織が刷新、クライムボスがサイボーグ化されて戦列に並ぶ(アトミック魔女や地獄天使など)の記事は見逃せない。さらに余談、ジャッカーが磔にされる地獄峠はトリプルファイターの大傑作「平和の戦士S26号!」でも磔刑場になった、私的にポイント高い、たぶん奥多摩のロケ地。

なんか日本橋で見たロリフィギュアと文房具を合体させたみたいなのは、勉強ユニーカー軍団並みに使い勝手が悪そうだった。