「プリンス「パープル・レイン」?」「絶対ダメ」

傀儡は主役でありえないゾンビの魅力に乏しく、ホラーファンに人気の 所謂“ゾンビ映画”はハマーゾンビの「吸血ゾンビ」とSFゾンビの「地球最後の男・オメガマン」とロメロゾンビの「ゾンビ」くらいしか見たことがない。そこでゾンビ大好きクラブの加賀悠然が送ってくれた「ショーン・オブ・ザ・デッド」は実に生涯4本目の“ゾンビ映画”になったが、モンティパイソンお膝元のスケッチショーのスタイルを具えたブラックコメディはサスガに格調も高く、これがとても面白い“ゾンビ映画”に仕上がっていた。なかでもゾンビ騒動が惹起する中盤あたりのテンションが秀逸で、ショーンとエドの迷コンビがゾンビ撃退用レコードを選ぶシーンは素晴らしいウィットにとんでいる。2004年。

ところで洋画もアニメも最近のDVDの(多分面白いつもりの)メニュー画面のアタマの悪さはなんとかしていただきたい。

チャンネルNECOの「純愛山河・愛と誠」は監督が野村孝に戻って「正義の大乱闘」を放送。線路に落ちたライバル高生徒を誠がプラットホームに蹴り戻すシーンは当然みたいにモンタージュでオミットされていて残念。愛を詰問する刑事はレッドマフラー隊の剣持隊長だと思ったら、クレジットに原口剛の名前がないから別人か知らん?

TBSチャンネルの「ウルトラマンティガ」は待望の等身大ティガが大暴れする「人間採集」を放送。所詮リメイクの平成ウルトラマンでも、そのほか大勢と比べてティガのカッコよさは隔世の感どころのハナシでない。

映画のしんちゃんが青空侍からまだ続いてたとは知らんかった(でもどうでもいい)。