あいつのあたまはあいうえお

vakisim2006-03-25

映画館で観れなかった「ティム・バートンのコープスブライド」を加賀悠然が送ってくれた。いまなお人気の「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」よりキャラクターのパンチに欠けるのはジャックとビクターを比べるべくもないが、肝心のロマンチシズムはコープスの圧勝で、なかでもビクターとスクラップス(尻尾のつけ根を主人に掻かれて後ろ足をジタバタさせるのが芸コマ)の再会、エミリーとビクターの連弾など鮮やかに記憶に残る。ティム・バートンらしからぬマトモな顛末は賛否両論あるかもだが、誰よりロマンチストの加賀悠然が強く薦めてくれたのも当然至極で、とても面白かった。ついでに「ジョニーは戦場へ行った」を想起させる現世と冥府のカラーリングや、人形アニメ大好きクラブならアルゴノウツのオマージュか知らん、無敵の骸骨軍団への感涙も禁じえない。2005年。

ささきいさおも当然みたいに参列していた(ついでに歌まで一発かましていったかは不明)、アローエンブレム・グランプリの鷹の作曲でおなじみ宮川泰の告別式にて、同じく弔問客だった岩谷時子さんが89歳と言うことは、マイ・フェイバリットの「しあわせを呼ぶリミットちゃん」はなんと57歳で作詞されたと言うことか。恐れ入りました。

チャンネルNECOの「純愛山河・愛と誠」は第11話「無制限全員スパーリング」を放送。受難の次回を控えて岩清水くんは一回休み。リアル宇宙猿人・遠矢孝信の暴力団が異常にサマになっていた。

HORROR TVで「ウルフェン」を放送。ロードショウの印象のひゃくまんばいくだらない映画だったが、背景に広がるマンハッタンがカッコいいので許す。1981年。