狼長官

ホラーチャンネルでロン・チャニイJRが人狼を演じた「狼男の殺人」こと「狼男」を放送。ローレンス・タルボットの悲哀云々は兎も角、人の獣性を表面化しただけのキャラクターがドラキュラやフランケンシュタインに比べて軽薄なのも映画オリジナル怪物の道理で、翻ってその安易さがショッカー怪人やドルゲ魔人なんかに通じる即物的なカッコよさに繋がり、洋モノ怪物軍団でもベスト・フェイバリットの一体?である。1941年。

リアルを勘違いして恐竜たちが薄汚くなったのと、ラストに登場した海兵隊が“うおおおッ!当たる!当たるぜ!”とスーパーパワーの恐竜軍団を掃討する場面がなかったのはいかにも残念だが、フジテレビで放送した「ジュラシックパーク3」は面白い怪獣映画だと思う。

競馬やパチンコもすったら返金をねだりそうな自称ライブドアの被害者の会の身勝手なダイアログから、なかでも “今後なにを信用して株を買ったらいいのか”はけだし名言である。