グランプリ野郎

あるときは交通課、あるときは捜査一課、その実態は東映チャンネルの特警ウインスペクター。メインライターの宮下隼一が「母と子のSOS」みたいな子供番組のラインを守っているからこそ、鷺山京子が得意の父子もので「バイクルのパパ」みたいな変化球を描く自由度が生まれる。バイクルのパパこと西田を演じる篠田薫はバイクルの声優さん。

怪獣ブームにウルトラマン仮面ライダーを足したらひゃっかいぐらい続くと思ってたか知らん「サンダーマスク」の安易さに似て、オモチャバブルに成田怪獣と人気ロートル脚本家に演出家の招聘でこれまた安易にひゃっかいぐらい続くと思ってたか知らん「ウルトラマンマックス」が3クールで打ち切りらしいのは当然の顛末。ほとんど成田怪獣で網羅されるウルトラマンマックス怪獣大図鑑のCFも大笑い。

フジ739の「マッハGOGOGO」。この時代のタツノコ作品はとにかく資料がない。ゆえに全部見ないとアタリも判らない。サブタイトルはカッコいい「オート・アパッチの襲撃」はともかく、マッハ号の秘密能力をカーレスリングに応用する「カーレスラー・X」はなかなかアタリだった。