風魔忍軍の諸君！無駄な抵抗はやめよ！

変身忍者嵐の高見山程度の出番かと思ったら、往年のコント“帰らせていただきます！”を髣髴とさせる布施明のテンションに引っ張られるように快調だった今回、またヒビキさんの“面白くなってくるぞ！”の台詞に正しくコメディ・ヒーロー番組として退屈のない快作に仕上がっていた。エキセントリックなドラマとキャラクターのコンボは井上脚本の真骨頂。憑き物が落ちたようにアームドセイバーを軽々と取り上げる女博士もいい。布施明の尻叩きイベントで教育効果もバツグン。難点を言えばセーラームーンも大嫌いなかんべみゆきのオタクみたいな動きと喋りが目障り耳障りなぐらいで、いきなりチンケになったＣＧ怪獣もむしろ微笑ましい。なにしろその歴史を紐解くまでもない、特撮番組はカネよりアイデアである。とりあえず新発売のアームドヒビキ（とついでに買ってなかった響鬼・紅とトドロキ）のソフビを買ってきて、キャプターマイク以来の拡声器玩具・ＤＸアームドセイバーは購入の方向で決定。スタッフにはこれからも番組と視聴者の購入意欲を盛り立てていただきたい。

トルーパー大好きクラブだったままるに小杉十郎太以下のサムライトルーパーの悪役の歌を聞かせてもらってガッカリ。もっとこう、バイオロン軍団現る！や千葉繁がうるさいDr.ベルのテーマみたいのを想像してたのに。