橋本力は目で演技

vakisim2005-08-25

絶賛上映中の新作・妖怪大戦争はモゥアホかとしか思わんが、その流れで日本映画専門チャンネル大映の妖怪三部作を放送するのは(東海道お化け道中はどうでもいいけど)嬉しいハプニングである。時代劇と妖怪にはあんまり用がない自分でも「妖怪百物語」の内容に見合った格調高い妖怪の造型や描写。そして「妖怪大戦争」のやがて仮面ライダーなんかに繋がる怪人映画な作りは大きな魅力である。あと神田隆と橋本力。

ドラえもんが無様をさらして永久に終わらないことが分かったので、有終の美を飾った「オバケのQ太郎」が藤子漫画の最高峰と言うことになる。そのオバQウルトラQとも日曜夜のQQタイムと恐れられた昭和41年頃、提供の不二家が頒布したポストカードが4枚だけ手に入った。このポストカード、Qちゃんたちがアンデルセン童話に溶け込んだ図案も最高の癒しアイテムだが、40枚に及ぶと噂されるそのフルコンプはいい歳こいた大人の間で大流行中の神羅万象チョコのそれのひゃくおくちょうまんばい難しい。つか不可能。

ペイパービューワるきゅーレの今月ぶん。その第5話「家出皇女ワるきゅーレ」から、コーラスのセリフ「この特撮が凄いんだ!やっぱりCGはダメだよね!」と「今夜はまんが水戸光圀だ!」は、実際どこまで分かっているかは怪しいが素晴らしい。

先日ATXで生まれて初めてダンクーガを見たら、絵もハナシ(藤川桂介じゃん)も筆舌に尽くし難い最低のクソアニメだった。これなら当節の萌えアニメのが絵がマシなぶん、ひゃくまんばい好ましい。これも流行だったとは言え、この時代に台頭したアニメーターの絵のほとんどがいまや無様の極みだが、だいたい80年代のアニメはすべてネガから華氏451よろしく焼き尽くし、永久に見れなくするのが後世のアニメファンのためである。

正体不明のヒビキのキャラクターが五代雄介と同じ陥穽に嵌って、モゥほんまにどうしようもなくなって見るのやめた仮面ライダー響鬼。ザ・ファーストと仲良く最低にカッコ悪い劇場版の予告も、こんなもんに釣られてほいほい見に行く仮面ライダー大好きクラブの気が知れない。

ATXで放送中のケロロ軍曹って一体なにが面白いのか、誰か説明すれ。