2013-03-22から1日間の記事一覧

彼は言語が時として障壁であると気づかせてくれる

ダニエル・キース「アルジャーノンに花束を」読了。かつて石上三登志先生が自己の内部に対する寓話が怪奇モノの本質だと説いた通り、SFよりむしろ怪奇小説の範疇になるようなそら恐ろしい小説で、自分も含めて大勢の読者が主人公チャーリーのどこかに自分を…