なにがジェーンに起こったか?

イマジカ「家」。ある一家が避暑にレンタルした人食い館の恐怖。なんとなく観るつもりがとんだ拾い物でびっくり。まずキャストがいい。父親がオリバー・リード、母親がカレン・ブラック(ついでに子供がリー・モンゴメリー)と狙ってるとしか思えないところへ叔母がベティ・デイビスなんて「銭ゲバ」の兄丸家もビックリの布陣。そんなマンスターズ一家の命を啜りながら家が次第に修復されていき、最後に轟音とともに脱皮して新築同様になるシーンは絶句もの。後年の「ハウス」や「シャイニング」がたぶん恐らく拝借している部分もあって楽しい。オリバー・リードのサングラス男のトラウマだけ良くワカランかったけど大筋に問題なく、ダン・カーチス監督はポスターが死ぬるほど趣味悪い「血の唇」もがぜん観たくなった。1976年