あらゆる高貴なものは稀であり困難である

河原理子「フランクル「夜と霧」への旅」読了。フランクルの「夜と霧」が読みたいけど文庫になってないし古本屋で見ないし単行本は高いしで、なかなか手が出ないよなあと話した知人が持ってきてくれた本。「夜と霧」とその周辺の解説書みたいなもんで、なんか違う気がするけど心遣いはありがたい。すぐ読めて面白かったけど、フランクルと全然まったく関係ない第二章はきっぱり読まなくていいと思う。全集からの引用「本当に存在する人種は品格のある人とない人、このふたつだけです」はまったくその通り。ジャッカーに出てきたアウシュヴィッツポーランド読みのオシフィエンチム(ジャッカーではオシュベンツイム)が登場してちょっとニヤリとしてしまって不謹慎。