第1次火星ミッション

きっぱりオザケン19年の眠りは長すぎた。

ボルヘス「砂の本」読了。幻想譚とは思わなかった。序盤の「他者」と巻末で表題作の「砂の本」が就中傑作。でも「汚辱の世界史」は世界史が嫌いなので読んでません。

ヤング「たんぽぽ娘」も読了。時間をテーマにした軽いタッチのエスエフ短編集。こちらは表題作と「エミリーと不滅の詩人たち」「荒寥の地より」が面白かった。

さらにコルタサル「遊戯の終わり」も読了。これも幻想譚の短編集。しかし期待に反してアタリは少なかった。「山椒魚(実際は山椒魚でなくウーパールーパー)」の不気味さが印象に残った。

そして現在はカポーティ村上春樹の訳の「誕生日の子供たち」を読んでる最中。いきなり表題作が面白くて、村上春樹は翻訳ばっかりやってればいいのにと改めて思う。

先だっての怪獣会談にて往年の怪獣俳優の話題で某氏が断じた「元気なんは藤岡弘だけやな!」が素晴らしかった。しばらく持ちネタにさせていただきたいくらい。しかし我々の血道をあげたコレクションと、クソみたいなパチンコにも匹敵する(と言うかパチンコのが勝てる可能性があるだけひゃくまんばいマシ)ソシャゲの課金が、部外者にはどちらも同様にムダと言われて唖然としたことを話題にするのをすっかり忘れていた。こちらは次回、大いに盛り上がりたいと思う。