絡まる迫る詰る困る!丸く治めて浅田飴

ザ・シネマ「がい骨」。同じフレディ・フランシス監督の「残酷の沼」の稀覯本コレクターから遡って、今回のピーター・カッシングは魔太郎や変奇郎でお馴染み怪奇アイテムのコレクター。その真贋すら怪しい稀少品の値段に逡巡しながら、その胸中では既に購入を決めている描写がコレクター的に最高。売人の「手に入れて好きなときに眺める」の誘い文句も素晴らしい。あとドラキュラ伯爵でお馴染みクリストファー・リーが悪霊除けにカッシングに十字架を渡すとんでもないパロディと、ハマーのドラキュラで共演したマイケル・ガフ(バットマンのアルフレッドのひと)が端役で出演していたのも効いている。サド侯爵の頭蓋骨に悪霊がついてる云々のハナシは結構どうでもいい。1965年。

地上波なんてあほなもんから離れて久しく黒柳徹子を久しぶりに観たが、見た目は往年とあんまり変わらないのにその声がモゥ聞くに堪えないと言うか既に怖いレベルで、世間ではアレが許されるのかしらん。つか徹子の部屋っていまどうなってるのだ。