これがウルトラの星だ!(第一部)

潤沢な資金とスタッフで作画にドラマとも最高潮の大団円を迎えるボルテスと対照に、スポンサーの倒産劇で矢折れ力つきた感のあるATXのメカンダーロボだけど、空母キングダイヤモンドのガニメデ星進攻が露と消えて、これが実質の最終回になると思う(合体したら強くなるのが珍しいオガワラーメカ)ドラゴンドリラー戦の「アニメンタリー・決断」をことさらベースにしたような戦争ドラマの迫力は、本家タツノコ畑のスタッフ一同の意地を見るよう。と言うか逃げる艦船を追うメカ・タイガーシャークを急降下攻撃するメカンダーマックスを俯瞰のワンカットでとらえる演出とか、潜行するメカ・タイガーシャークや加速するメカンダープレーンの効果音とか、このハナシだけ色々どうかしてると観るたび思う。

そいや昔は中古レコード市のアニメコーナー覗くたびに「決断」のドラマ編?レコードばっかり並んでてうんざりしたもんだけど、最近はとんと見なくなった気がするのはなぜかしら。