それが職業と呼べるのか!

ドストエフスキー貧しき人びと」読了。初老の官史と少女の書簡形式の貧乏自慢。現在の日本と前々世紀のペテルブルクの懸隔で、路傍の物乞いの少年以外、その貧困の度合いがほとんど理解できなかった。文中の「職業的な乞食」に「あさりちゃん」のチョコレートのハナシの名シーンを思い出したのは余談。

しかしドストエフスキーの著作は(カラマーゾフ除いて)揃って面白い。いやあ、最近ボク、ドストエフスキーにハマってるんですよ!と言うとカッコよくない?