ジェノサイド!

ザ・シネマ「燃える昆虫軍団」。札幌在住のほのやんが観たら泡を吹きそうなゴキブリパニック映画。同じムシムシ大行進でも前年に製作された大傑作、フェイズ4こと「戦慄!昆虫パニック」に比べると完成度も品格も格段に落ちるところ、しかしファイヤーバグが壁に人文字ならぬ虫文字「WE LIVE」を作るショッキラスなシーンだけでどっこい生き残るだけの値打ちはあると思う。とりあえず松竹の「昆虫大戦争」に比べたらひゃくまんばいマシ。監督のヤノット・シュワルツよりは製作のウィリアム・キャッスルのが重要ではないかと思いつつ1975年。

ところで藤子不二雄の「うちの石炭紀」は間違いなくこの映画がもとネタだと思うけど、こちらもどっこいオバQでノミが虫文字を作るシーンがあるあたりが流石は藤本御大、先を見る目が我々と違う。