アナタノヒトミハホシノヨウ

ザ・シネマ「ロリータ」。ビックリするほど面白くなかった。色がついたらテキメン、ダメになった黒澤明と真逆で、キューブリックは色がつかないとダメと言うことなのかしらん(実際、ストレンジラブはシドニー・ルメットの「未知への飛行」にどう観てもボロ負けだと思うし)。あえて拾いどころはハンバート・ハンバートがロリータへの想いを詩に綴るシーンが、石森章太郎ロボット刑事の同じようなシーン(テレビだとカメレオマン戦)をちょっと髣髴させるところくらい。1962年