ザンティ

ザ・シネマ「ターミナル」。「お国でミステリー・ゾーンを観たことがありますか?「二万フィートの戦慄」それに「蟻人の恐怖」」「それはアウター・リミッツです」のやりとりと、入国管理官の黒人のお姉ちゃんがコンベンションに参加するほどのトレッキーで、お馴染みバルカン式の挨拶でプロポーズを受けるシーン、ユニバーサル映画と言うことでトム・ハンクスが演じる主人公の怖いものが有名な三怪物と言うのが怪獣的に楽しかった。本編も限られた空間で思いつく限りのギミックを盛り込んで、しかし多くは語らず、そして安易なラブロマンスにも至らず、楽しい映画に仕上がっていたと思う。なんと言ってもロケーションが空港なのがいい。表示板を使ったメインタイトルと、ドラマのオチを模してスタッフとキャストのサインでまとめたエンディング・クレジットもいい。スピルバーグ監督で2004年。