1980

vakisim2011-12-09

グレートでエクセレントなコンディションっつーから張り切って落札したのに、都合6冊目もやっぱりクロスワードに書き込みが。しかもクロスワードに手詰った暇つぶしかしらん、となりのストレイカーにひげが描いてあるのもどないねん。小学校の社会科の教科書か。でもジャリ向けなのにちゃんとフォントがMicrogramma LT Bold Extendedになってるのはいいよな。

「雪国」読了。なんかありがちな印象。こう言うのはやっぱり感性が鈍磨する以前に読んでおくべきだと思った。あと唐突な幕引きにちょっと唖然とした。

続いて「未確認原爆投下命令・フェイルセイフ」を読み始める。映画「未知への飛行」の原作本で、当時ものハードカバーをずっと探してたんだけど、80年代に創元推理文庫になってたとは知らなかった。モスクワに向かう爆撃機を友軍機が追撃するお馴染みのシーンまで読んだけど、内容知ってんのに素晴らしくハラハラして面白い。この原作をまったく過不足なく映画化したシドニー・ルメットも凄い。私的に闘牛のフラッシュバックのインサートは、バージェスの「時計じかけのオレンジ」の壁画の落書きの再現以来の衝撃ではあるまいかと。