京都にオーロラが!

TBSチャンネルの「日本沈没」の「怒りの濁流」から、実景と思った渓谷に突如鉄砲水が流れ込んでくるショットは何度見てもたまげる特撮名場面。そしてここんとこ不足気味だった都市破壊のカタルシスも来週からスタートする、スタッフもキャストもミニチュアも充実の京都壊滅編でバッチリだ。

長く続かないから蜜月とは言え、井上回を挟んでもう完全にどうでもいいカブトと、新エンディングをひゃっかいぐらい見たプリキュア。ビミョーな作画も照れながら胸を突き出す舞ちゃんで許す。

ディズニーチャンネルでダイナメーションのシンドバットシリーズを放映。リバイバルからシンドバッドになったシリーズ第1作「シンバッド七回目の航海」は、ハリー・ハウゼンの稚気あふれる怪物軍団に彩られた血沸き肉踊る冒険譚で、アルゴノウツと並ぶ永遠のフェイバリット映像。でもダイナメーションがパワーアップもパワーダウンもしてない「シンドバット黄金の航海」と、映画館で見たいとねだってダメだった「シンドバット虎の目大冒険」は割かしどうでもいい。ディズニーチャンネルはこのあと「SF巨大生物の島」もやるらしいが、画面の端っこに出ずっぱりのミッキーの耳のおかげでとても残す気にならんのはどないやねん。

同チャンネルでキャロル・リードの「オリバー!」も見る。ディケンズ原作の有名な内容は結構どうでもいい。でも旧き良き大作らしいバカバカしいほどの巨大なセットやステージいっぱいに広がるエキストラ、そして「NHKみんなのうた」で邦訳されたお馴染みのナンバーが流れるだけでなんか知らん楽しい気分になる。ちなみに主演のマーク・レスターは後年の「小さな恋のメロディ」をぶっ飛ばして「ナイト・チャイルド」がマイフェイバリット。特に電話中で抵抗できない義母のおっぱいを背後から揉みしだくシーンが忘れられない。