そうさ俺は、飛行機野郎

佐々木剛沖雅也がライバルというキャスティング(個人的に坂口良子はどうでもいい)やオープニングタイトルにワクワクしていると、バラードっぽい主題歌「愛の翼」にガッカリさせられる「GO!GO!スカイヤー」が「アイちゃんが行く!」とグリコアワー2本立てでチャンネルNECOでスタート。以前の放送で途中から見たらかなり面白くなかったので、やっぱり面白くないかもだが、今回は最初から見てみよう。ちなみに放送当時は果敢にもTBSの「ウルトラマンタロウ」の裏番組だったスカイヤーは、タイトルを変えながら全17話で玉砕しているが、40年代のフジテレビのドラマはいずれも野心作で好感がもてる。そしてこんな番組でも映画テレビマガジン誌上でちゃっかりコミカライズしている秋田書店もまた流石のサンデーコミックスと言える。

ファミ劇ウルトラマンエースは「サボテン地獄の赤い花」を放送。橋本プロつながりの桜木健一近藤正臣筆頭、とにかくゲストキャラが楽しい好編。なかでも高品格の「バカ!サボテンが人を食うか」の台詞は翌年のロボット刑事の芝刑事そのもので嬉しくなる。サボテンダーもどこかしら憎めない超獣で、上原脚本の十八番のギミックも嫌味なほど効いている。

仮面ライダーカブト。井上の置き土産はいつも使い難い。

プリキュアのコスプレCMのブルームは茶髪が流行る以前のジャニーズ系のよう。でもイーグレットが可愛いので許す。

青息吐息でもオールスターを提供するサンヨー電機の心意気。チャンネルは違うが同じ日曜夜7時のスターウルフもサンヨーの提供だった。ホームドラマチャンネルのスターウルフの第3話「今、果てしない宇宙へ」は、スターウルフ・ケンをめぐるクルーの確執のドラマと、これに挿入されるミニチュアワークが死ぬほどカッコいい。ゲストの平田明彦、長沢大も文句なしの役回り。